光学式変位計
急速載荷試験において、光学式変位計は必須の測定器です。
OIMSは、最新の技術で光学式変位計を進化させました。
高速度イメージセンサーから5GbpsのスピードでノートPCのメインメモリーにイメージを転送し、イメージプロセッシングでターゲットLEDの中心座標を算出します。サンプリングレートは1kHz,イメージセンサーの解像度は1024ピクセルです。
OIMSの性能は、載荷試験基準に適合させ杭から10mの位置で500oのレンズを用いて分解能0.1oの計測を実現させました。また、20mの位置では1000oのレンズを使用し、同等の分解能で計測が可能です。
照準合わせを簡単にするためにライフル銃の照準に使用するドットサイトを装備しています。映像は常にPCに転送されているため、リアルタイムでターゲット映像が確認できます。
1000fps 1000×1000ピクセル高感度・高速度イメージセンサーによる画像取り込み方式です。
10m離れた場所の5p角のターゲットを撮影するために500oの望遠レンズを使用します。
通常の屈折式望遠レンズでは焦点距離の長さ分レンズも長くなりますが、反射望遠レンズを使用することで装置をコンパクトにしています。
通常の高速度カメラはカメラ内のメモリーに一旦映像をためて転送しますが、OIMSはイメージセンサーから映像をダイレクトに5GbpsのスピードでPC内のメモリーに転送します。そのため転送時間は無く、すぐに解析処理を行います。
8コア12スレッドCPU,32GBメモリーによる高速イメージプロセッシングで画像データを解析します。
ソフトウエアで処理するので柔軟性があります。
離れたターゲットを望遠レンズで撮影する場合、映像だけではターゲットを見つけるのに困難なため、ライフル銃で使われている照準器(ドットサイト)は照準用の光が点(ドット)でスクリーン内に表示されますので、視認し易く現場でのセッティングが素早く行えます。
得られたCSVファイルからグラフ化したデータです。
杭に着けたLEDターゲット映像から輝点の中心を検出し、その軌跡を数値化したものです。